日本航空自衛隊 支援戦闘機 三菱F-2B 製作記まとめ(主に工作編)
前回からしばし間が飽いて・・・、もとい空いてしまいましたが、気を取り直して製作を進めます。とりあえず、各部の取合い調整済みでの仮組み全景で「士の字」まで進捗しました。ようやく、バイパーゼロの美しいフォルムとのご対面です。
前回からの続き、主脚収納室廻りのディテールアップ工作の完了!
主脚収容室内部のディテールアップに続き、主脚自体も同様にデーテールアップを行います。実機写真を参考にキットパーツになまし銅線(0.2mmΦと0.3mmΦ)にて各部の配線追加とピンバイス孔開けにて真鍮線をキットパーツ内に仕込む補強を行っています。尚、前部主脚収容室のカバーの取付け基部については、機体との取合いがあまり良くなく隙間が空くので調整が必要でした。
主脚関連部品を組込んで各部を確認中。ジェット戦闘機らしい配線ゴチャゴチャ感がえぇ感じです。(^^♪
前回からの続き、コクピット廻りのディテールアップ工作の完了!
実機写真をよく見るとコクピット内の後部席メインパネルに上面にキットで再現されていない、なにやら突起物があ~るじゃあ~りませんか!実はこれ、後部席用のバックミラー取付け基部なんですね。細かすぎてキットでは省略されたようです。いけません!ディテールアップ病が・・・。と言う訳で、懲りずに真鍮線を曲げ加工+ハンダ溶接にて自作してしまいました。下写真は部品完成後の仮設置にてバランス確認中。
機首ライトニングアレスタのモールドは凸or凹?
機首のレドームの表面を取り囲むように配置された線状のモールドをライトニングアレスタと称し、レドーム内に設置のレーダー等の電子機器を、雷などにより生じる過渡的な異常高電圧から保護するための避雷器として設置されています。これの模型表現をキットでは凸モールドで処理されています。実機のクローズアップ写真を見ると凹モールドの中に◇形断面の避雷導体?が線状に並んでおり、黒っぽい線の様に見えます。また、あらゆる方位からの写真ショットにおいても黒っぽい線でくっきり見えることから、本作品では凹モールドへ変更し塗装での墨入れにて再現します。キットのモールドを下敷きに0.3mmラインチゼルにて上からスジボリし、余計な凸モールドはヤスリ掛けにて落としています。また、機首両側のIEWSアンテナ前部にある凸モールドも忘れずに削除します。
因みにF-2のベースになったF-16の機首ライトニングアレスタも同様に配置されていますが、凸モールドで機首レドームと同色となっています。恐らくキットメーカーはF-2もF-16と同様と判断し凸モールドとしたのではないでしょうか。
機体と主翼の接続部の補強を忘れずに!
近代ジェット戦闘機は、そのほとんどが薄い断面の主翼形状を採用しています。F-2もその例に洩れず薄い主翼断面なので、機体胴体との接続部分の接着面は小さくなり、接着後の強度に不安が残ります。よって、ピンバイス孔開けにて真鍮線を仕込んで補強を行っています。また、各翼後縁に設置されている法電索はディテールアップ+補強を兼ねて、全て金属テグスに置換える予定なので、基部を残し全て切り取りピンバイスにて0.3mmΦの孔を開けています。
機体胴体側の主翼取付け部の厚みは、主翼側のそれと比べてやや薄いので、機体胴体側の主翼取付け部に0.3mmプラ板を挟んで厚くします。また、双方の接続補強に真鍮線0.8mmΦを仕込みます。
水平?尾翼は、キットで機体側にポリキャップが仕込んであり、後付け+回転が可能となっています。取付け基部は水平尾翼側にある軸のみなので、この軸にピンバイスで孔をあけて真鍮線を仕込み補強を行っています。
主翼パーツにおける各部(前縁スラット、フラップ)との接続にも真鍮線0.4mmΦを仕込んで補強を行っています。また、翼端ランチャーも同様に真鍮線を仕込んで主翼に接着しています。
今回はこの辺で、ごきげんよう。
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