グラーフ・スペシャル【JMC2007 入賞】

1/48スケール

ドイツ空軍 東部補充戦闘飛行隊 司令官 ヘルマン・グラーフ少佐 乗機

1943年 4月 仏/ブサック基地

◆作品概要◆
【キットメーカー】DRAGON
【スケール】1/48
【機種タイプ】フォッケウルフFw190A-5
【作品の完成】2007年08月

旧トライマスター社の品番MA-5として発売されたFw190F-8に端を発するもので、機体モールドやエンジンナセル上部のMG131機銃溝、主脚カバー等が、F-8のままになっているため、キットをA-5仕様へ修正。主な追加工作は、射撃照準器の自作、機内防弾鋼板支持ケーブル、及びシートベルトの追加。尾翼アンテナ受、ピトー管、及び主翼機関砲の金属置換え。主脚ブレーキホース追加。識別灯・翼端灯・尾灯のクリアーパーツ置換え。アンテナ空中線張り。機体迷彩部はグラデーション塗装の上、各部汚しを表現。また、パーソナル・マークを除いたマーキングと国籍標識は塗装。

Fw190は、先行量産型のA-0からA-4に至るまでその基本的機体構造に変更ありませんでした。しかし、戦況の変化に伴う各種装備品の変更や追加装備のため、重量が増加し重心位置が移動したため、エンジンを調整しました。

この結果生じた胴体前端部間のギャップにはフェアリングパネルが追加され、同時に上部の機銃カバーも延長されました。さらに胴体後方左側の点検ハッチが大きくなり、位置も若干移動しています。この変更点はA-5以降全てのAシリーズの機体の標準仕様となりました。

A-5では標準型は、わずかしか生産されず、その大多数は各種の機材や追加火気が装備できるようにした、特別仕様機として多くの種類が生産されました。この中には高々度用に改造した機体があり、機首に描かれた赤いチューリップで有名なエース、ヘルマン・グラーフ少佐の乗機となりました。

この機体ではエアインテイクのチューブがエンジンカウルの外側に出ていて、空気密度の低い高々度で、より効率的にスーパーチャージャーに空気を送り込む試みが行なわれているのが特徴です。尚、グラーフ少佐は、東部戦闘訓練飛行隊長を務めていた間に、本作例の機体と同様なマーキング、塗装のFw190を全部で3機も使っており、内1機はA-4であったとされています。

第二次世界大戦中期の国民的英雄であるヘルマン・グラーフ大佐(最終)は、1942年9月16日の172機撃墜によって5人目の宝剣付き柏葉騎士鉄十字章受賞者となり、そのわずか10日後には、最初の200機撃墜を達成したスーパーエースです。本作例は、東部補充戦闘飛行隊の司令官を拝命していた時期(当時少佐)の乗機Fw190A-5です。

本機の塗装は、ドイツ空軍の使ったFw190の中で最も派手な塗装を施された機体の一つとして有名で、胴体左側の国籍標識の後方に描かれたのは、東部戦線での戦歴を偲ぶ第52戦闘航空団第Ⅲ飛行隊と同第9中隊の部隊章です。また、胴体右側には当時彼が指揮している東部戦闘訓練飛行隊の円形部隊章が記入されていました。

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