2024/03/02 めっ金ット!製作記事~1/48 P-51Dマスタング(タミヤ)~#02

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ノースアメリカン P-51D「マスタング」~シルバーフィニッシュ~ 製作記まとめ(主に工作編)

 前回で鍍金の剥離処理、プロペラの回転+脱着化の追加工作及びコクピット内部の仕上げまで終えましたので、今回は機体各部の組立て、継ぎ目処理等部分のメッキ感回復工程、及び部分塗装・デカール貼り作業を経て完成を目指します。それでは各工程の解説です。

鍍金パーツ間の接着について

 鍍金でコーティングされているプラパーツは、溶剤系プラ専用の接着材が使えません。ですので、接着する部分・面の鍍金コートを除去してから、溶剤系プラ専用接着材で接着します。そして、一番簡単な鍍金コート除去方法は、ヤスリ等を用いて表面切削することです。
 下写真では、左右の胴体パーツの接合面を平らな面に敷いたサンドペーパーに当てて、鍍金コートを除去しています。またこの方法では、同時にパーツ接合面も平滑に出来るため、左右の胴体パーツをピッタリ隙間なく接合することも出来て一石二鳥です。

 ただし、この方法において、注意することがあります。それは、実機同様に垂直尾翼の位置が、下写真の様に向かって右側にオフセットされており、左右の胴体パーツの接合面の一部が中央分割線からズレているトコロがあることです。因みにこの垂直尾翼の偏芯配置は、2000馬力級の強力なエンジンから生ずるトルクにより、飛行時における機体の直進性を補正する目的とのことです。

垂直尾翼の位置が、向かって右側にオフセットしている

 ですので、サンドペーパーが当たらない部分が発生しますので、その部分については、カッターナイフの刃やスクレーパー等を用いてたカンナ掛けや、金属ヤスリによる切削で鍍金コートを除去します。

機体胴体パーツの接合接着

 左右の胴体パーツにおける接合面の鍍金コートを除去したら、コクピット部分を取り込んで接合し、流し込みセメントを用いて接着します。

 その際に、機体パーツの強度向上とアンテナ支柱の基部を兼ねてプラ棒を支柱として、胴体内後部に設置しています。

パーツ接合部分の継ぎ目処理

 左右の胴体パーツを接合接着後、パーツ接合部分の継ぎ目処理工程に入ります。継ぎ目処理には、瞬間接着剤(低粘度タイプ)を使用して、パーツの継ぎ目部分に塗布して硬化後、金属ヤスリで荒削り、スポンジヤスリで番手を変えて研磨し表面を整えます。

 尚、機体胴体下面にあるラジエター後方シャッター部分の凹部分について、形状的にパーツの継ぎ目を消しにくいので、金属ヤスリ等で左右パーツの面を揃えたら、ピッタリの大きさに切り出したプラバンを貼ってやると継ぎ目処理が簡単になります。因みに使用したプラ板の厚さは、0.3mmです。

 また、パーツ継ぎ目処理部分について、切削により当然鍍金コートは剥げますが、後述する極薄金属シートを貼りますので、そのプラ下地をしっかり平滑に作ってやる必要があります。ですので、スポンジヤスリの番手を#2000→#4000→#6000→#8000→#10000の順に水研ぎして仕上げます。

 ここでトラブル発生です。このキット、どうもメーカー製造の初期ロット製品の様で、指がよく触れる部分の鍍金コートが劣化して剥げてきます。よって、この対処も必要となりました。

継ぎ目処理等部分のメッキ感回復

 下写真は、今回使用する極薄金属シートで、アメリカ・メーカーの製品「ベア・メタル」です。この商品は、極薄粘着シートに金属箔を貼付けたもので、コンパウンドや水研ぎサンドペパー等で研磨が可能な優れモノです。また、プラ表面のモールドにも馴染むと共に、ある程度の曲面にも追従することができます。因みに今回は、キット鍍金仕上げに類似した仕上りの「マット・アルミニウム」を使用しました。

 で、パーツ継ぎ目処理部分、及び鍍金コートが劣化して剥げた部分にも「ベア・メタル」を貼り、メッキ感を回復します。尚、「ベア・メタル」は、パネル毎に分けて貼るので、当該パネルより大き目になる様に切り出して貼り、パネルラインに沿ってカッターナイフの刃を入れて余分なシート部分を切り出し除去します。

 また、この作業の後に部分塗装を行いますので、パネル全部が塗装で隠れる部分には、「ベア・メタル」を貼る必要が無いので省略しています。

塗装工程とデカール貼

 「ベア・メタル」貼りの作業が終わったので塗装工程に入ります。今回の塗装工程において、メッキ面や「ベア・メタル」面に塗装することになりますが、そのままの塗装ですと塗膜は、マスキングテープでも簡単に剥離してしまいます。よって、下塗り塗装でプライマー塗布が必要となります。今回使用するプライマー選定において、最も強力な市販商品は、ガイヤのマルチプライマー・アドバンスで、原液使用の場合、塗膜はマスキングテープの粘着力にも十分耐えます。ですが、エアブラシにて使用する場合は、若干希釈しないと塗装しにくい様ですので、最低限の塗膜強度を確保出来る様、溶剤の添加量に気を付けて、希釈し過ぎないように注意する必要があります。

 上記を踏まえて、マスキング作業→プライマー塗装→本塗装→マスキング除去と工程を進めて、機体各部へのデカール貼りを行い十分乾燥した後、金属用のクリアー塗料を全体に吹いてクリアーコートしています。

 最後に、小物類を機体に取り付けて完成です。

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