日本航空自衛隊 支援戦闘機 三菱F-2B 製作記まとめ(主に工作編)
前回で小物類の製作と仕上げを行っています。今回も引き続き残り分の製作と仕上げを行い、塗装工程の準備に入ります。
キャノピー廻りディテールアップ工作の完了!
実機写真を見ると、キャノピー下枠は三角形断面の肉厚のある形状でキットパーツのそれと異なっています。尚、本作品はキャノピーをオープンにしますので、やはりディテールアップします。
キャノピー下枠の仕上がり状況。工作手順は、まず下枠の形に合う様に0.3mmプラ板を切り出して、下枠の機内側面を構築します。この時に機内側面は、各部分で機体に対して垂直となるように機外側面との隙間に三角形のスペーサーを挟み接着します。次にこの下枠にできたV形の窪みにタミヤ光硬化パテを充填していきます。パテ硬化後にヤスリ等で整形し工作完了。尚、このタミヤ光硬化パテは、紫外線を照射すると10数秒で硬化し、硬化後はプラ材に近い感触で切削が可能なので、待ち時間がほとんど無く作業が進むので重宝しています。
キャノピー関連部品を組込んで各部を確認中。因みにキャノピー支持の中間フレームについても、プラ板、真鍮線と真鍮パイプを組合わせてディテールアップしています。
B型の特徴とも言えるキャノピー開閉用の作動アクチュエーター部分は真鍮線を仕込んで補強すると共に伸長ロッド部分をアルミパイプ(1.0mmΦ)に置き換えています。
キャノピー開閉用の作動アクチュエーター部分を塗装して仕上げた状態。
キャノピー内部の各パーツ(前・後席開閉ハンドル、バック・ミラー、ロック・ピン)を取り付け塗装して仕上げた状態。
スピードブレーキのディテール・アップ
ヨンパチF-2関連のアフターパーツ関連をネット検索していたら、スピードブレーキを開状態にする3Dプリンター製キットを発見!。早速購入し本作品に組み込んでみました。
スピードブレーキ・キットの構成は上下の開閉フィンとその基部の3パーツとなっています。尚、3Dプリンター用の積層樹脂はやや硬質で、こじると欠け易いので注意深く切り離し、及び切削加工を行う必要があります。
スピードブレーキの各部品を仮組みにて、取り付け確認中。
塗装工程の準備とマーキング
全てのパーツの整形・調整が完了しましたので、総スジボリ直しを行った後で必要部分をマスキングし瓶入りサフェーサーを薄く溶いたものをエアブラシにて全体に吹き、キズや不具合部分をチェックし必要に応じ手直しを行います。
尚、塗装マーキングはキットのものを使用せず、市販アフターデカールで記念塗装機の「航空自衛隊50周年記念 松島基地“独眼竜”」を予定しています。
今回はこの辺で次回の完成まで、ごきげんよう。
コメント