川崎 三式戦闘機「飛燕」Ⅰ型丙 製作記まとめ(主に工作編)
また、大分間が空きました・・・が、緩々と製作を進めています。前回の搭乗者フィギュアの仕上げと残りの機体各部作り込み工作が完了しましたので、今回は、機体へのリベット打ち作業と塗装仕上げの工程についての解説です。
小物類の塗装仕上げ
先ずは、小物類の塗装仕上げです。日本機の排気管は、基本耐熱仕様の塗装(ブラック)が行われていますが、使用過程で熱による変色や排気煙ススの付着により、所謂「焼け」の状態になります。この表現を再現するために、全体に履帯色を吹いて基本塗装とし、エナメル塗料や水性塗料にて茶系色の錆色をランダムにスポット筆塗りして、専用溶剤でボカシ馴染ませます。そして全体を艶消しクリアーにてコートし仕上げます。

機首左側に設置されるベンチュリー管と手掛け・足掛けの仕上げです。全体を半艶クリアーにてコートし仕上げます。

ピトー管とアンテナ支柱の仕上げです。同様に全体を半艶クリアーにてコートし仕上げます。

主脚と尾輪の仕上げです。基本塗装後にエナメル塗料(ブラック+ダークブラウン)にてスミ入れ兼ウォッシング後、同様に全体を半艶クリアーにてコートし仕上げます。尚、タイヤ部分は、タミヤのウエザリングマスターにて軽い汚しを入れてます。

パイロンの仕上げですが、現時点で基本塗装として仕上げ色のシルバーにスミ入れ兼ウォッシング後、クリアーコートで一旦留めています。この後に型紙注意書き(ステンシル・コーション)のデカール(メーカー外アフター品)を貼って、最終クリアーコートにて仕上げます。

リベット打ち作業
下地状態の確認、及びリベット打ち用下地作りのため、シルバーサフェーサーを吹きます。キットのモールドは、全体的にあっさりした表現なので、スケールに見合った追加モールドとして、リベット打ちを行います。この工程は、とても集中力と持久力を必要とされますので、エリア毎に小分けして作業を進めていきます。いつもの通り、手持ち資料を参照し、先ずは目立ちにくい水平尾翼の裏面から開始します。尚、リベット打ちに際して鉛筆によるリベットラインの正確な下描きが必要となります。作業手順については、下記「リベット打ち工作の勘どころ」をご参照下さい。


続いて主翼も同様に、鉛筆によるリベットラインの正確な下描きを行います。手順として、主翼のリベット打ちが完了してから、機体胴体部分のリベットラインの下描きを行ってリベット打ちを行います。


主翼、機体胴体のリベット打ちでは、全体俯瞰しながらエリア毎に小分けして作業を行います。今回は、キットのリベット・モールドをそのままにリベットを追加する方針で作業を行いました。

リベット打ち作業が完了したら、リベット・モールド廻りに発生したメクレ盛上がりを除去し、面全体を平坦にするために、スポンジヤスリを掛けます。ヤスリ掛けの程度目安は、全体的にシルバーサフェーサーを除去できて、プラ地が見えたら作業完了です。

風防ですが、キット・パーツではリベット・モールドが無く、あっさりしているので、リベットを追加しています。リベット打ちを強くした場合、クラック等が入ることを考慮して力加減を軽めに行いました。

プロペラ廻りでは、スピンナー部分にリベット打ちを行います。円錐形なので、ラインが乱れない様に注意が必要です。

主脚・主輪カバーは、裏面のモールドによりプラ厚が薄い箇所がありますので、打ち抜かない様に注意して作業を行う必要があります。

塗装下地の調整
リベット打ち作業後のスポンジヤスリを掛けを終えたら、機体をぬるま湯に浸けてモールドに詰まったプラ粕を歯ブラシ等で除去します。因みに大型の超音波洗浄器を使用すると簡単に綺麗になります。乾燥後、機体胴体に風防パーツを接着し、ガラス面と操縦室内をマスキングします。

機体胴体下面にあるラジエターの内部もマスキングします。


塗装工程の下準備
これより、機体本体の塗装に入りますが、塗装色別に国籍章や部隊マーク等の部分塗装+マスキングの作業を小分けしながら作業を重ねて行きます。先ず機首上面の防眩用のブラック塗装です。

機首上面の防眩用のブラック塗装(タミヤカラー:NATOブラック LP-60)を終えたらマスキングします。

次に主脚格納庫内の塗装を行います。塗装色は、操縦室内色と同じく陸軍機の基本機体色である灰緑色(Mr.カラー:灰緑色 No.128)としています。

主脚格納庫内の塗装を終えたらマスキングします。この部分のマスキングは、スポンジマスキング法にて行いますが、境界部分を明確に区切りたいので、先に開口部に沿って細切りマスキングを貼っています。

主翼前縁部の着陸灯部は、内部塗装後に自作電灯パーツを接着し、着陸灯カバーガラスを設置します。そして、カバーガラス面のマスキングも忘れずに行います。尚、着陸灯カバーガラスは、ガラス面の透過ゆがみを嫌って、厚みがあるキットのクリアーパーツを使わず、のり付きの透明フィルムテープを上から貼っています。このフィルム面への塗装は、塗料の食い付き不足を補うため下地処理としてプライマーを先行塗装しておく必要があります。マスキングについては、4周をマスキングテープにて囲い、内側部をマスキングゾルで塗布しています。

塗装工程の下地塗装
国籍章や部隊マーク等の部分塗装の下地塗装として、シャドー色のブラックを全体に塗装します。この工程では、細かい表面に残る磨きキズを埋める目的と下地状態のチェックを兼ねています。また、艶あり塗装にすることでキズ等を見つけやすくし、発見したら修正を行います。

機体下面も同様にシャドー色のブラックを全体を塗装します。

今回はこの辺で、ごきげんよう。



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