2021/03/07 製作記事~1/48 三菱F-2B(ハセガワ)~#01

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日本航空自衛隊 支援戦闘機 三菱F-2B 製作記まとめ(主に工作編)

 本キットは、今から18年前の2003年発売で、現在も唯一の1/48スケール傑作キットの地位を占めています。尚、最近の至れり尽くせりの新作キット(高額化しつつあり)の内容と比較すると、ディテール面ではやや劣るものの、パーツの合いは良好で各部のディテールにこだわらなければ、サクサクと組上がる印象です。ところがぎっちょん!当サイトの主は、素組みで完成できない病を患っているため、写真資料とにらめっこすること数週間、でも近頃めっきり衰えた集中力と根気力とを考慮し、ポイントを絞って改修することとします・・・多分。

本キットでの注意点!

 本キットは、先行発売されたF-2A型の金型をベースとしていることから、一部A型のままとなっている箇所が概ね4点あり、B型にするための必須改修となります。忘れないように!
 ①機首両側のIEWSアンテナ前部にある凸モールドの削除
 ②エアインテイクの両サイドにある航法灯の基部凸モールドの削除
 ③エアインテイクの右下面にある2つの孔の削除(埋戻し)
 ④垂直尾翼の右側後部の凸モールドの削除

まずは、コクピット廻りのディテールアップから・・・、ではなく主脚収納室?

 戦闘機、特にジェット戦闘機は、コクピット内部、主脚収容室部、排気ノズルが見せ所ですよね。しかし本キットでは、時代が古いためか残念ながらコクピット計器盤の付属デカールは用意されておらず、塗装にて塗分ける様になっています。また、座席パーツはアッサリした感じで、もちろんシートベルトは付属しておりません。主脚収納室は、複数パーツで構成され中々の細部立体感。気にしなければそのままでも十分かと思いますが、何か寂しいですね・・・。排気ノズルは、一体ものなのでモールドの切れがあまい感じがします・・・。やはり、それなりに改修しないと病状悪化の兆しを感じます。

 それでは、気を取り直して作業着手します。他の飛行機キットの例に洩れず、本キットもコクピットを先行して組立てて、機体胴体へ組込みひと段落となるのですが、その前に主脚収納室パーツを機体胴体に組込む必要があります。しかし、主脚収納室レジンパーツ(アイリス社製)の驚異のディテール(いつもながら)に心を揺さぶられ、完成後あまり見えないにもかかわらず(“ちらり”ズムの美学ですな)即入手。よって、キットのものはオミット。ところが予想はしていたものの、このレジンパーツを組込む調整作業で、特にエアダクトとの干渉解消に大変手間が掛かりました。でも、この通り何とか納めましたよ。

左側は完成したレジンパーツ、右側はキットの操縦シート。
F-2Bは複座なので、当然操縦シートは二つ。尚、相違部分があり後部シート(右側)のキャノピーブレイカー長が短い。

 主脚収納室と格闘中、何とか気力維持のため、コクピット部分のディテールアップ改修も同時進行。キットの操縦シートは、アッサリしているので、これもレジンパーツに置換えします。しかし、現在もF-2用のものは販売されていません・・でも大丈夫。F-2の操縦シートはF-16ファルコンのものと同じ仕様(ACESⅡ)。よって、これまたアイリス社製のレジンパーツを入手し、F-2用に改修(キャノピーブレイカーの追加、シートベルトの変更)しています。尚、シートの塗色は黒色指定ですが、実機では質感の違いにより黒味が異なっています。よって、本作品では3色の黒系色を使用しました。

 キット素組みであれば必要無いみたいですが、本作品は排気ノズルもレジンパーツ化する予定なので、完成後の尻餅防止の対策に機首レドーム内に錘として鉛板を設置。瞬間接着剤にて接着します。

 コクピット内のメインパネルはエッチングパーツ(エデュアルド社製/ビーバーコーポレーション販売)へ置換えています。でも、サイドパネルはキットのもの活用となっていますので、塗装仕上げ対応。因みにサイドパネル(黒色)の塗分けのコツとして、内部色の塗装後はサイドパネルを一枚一枚黒色で塗り分けるのではなく、まとめて塗装した後でパネルライン部にライトグレー(エナメル系)を墨入れの要領にて流すときれいに塗装出来ます。F-2B型コクピットのエッチングパーツはキット発売後、しばらく商品化されていなかったのですが現在では入手可能(シートベルトも付属!)。また、コクピット両側にプラ板にて内壁を追加しています。これは、キットのままだと完成後に機体胴体パーツとの隙間が見えるからです。

 コクピット関連部品を組込んで各部を確認中。ジェット戦闘機らしいカラフルでゴチャゴチャがえぇ感じになりました。(^^♪

機体内部の補強を忘れずに!

 機体胴体パーツ間の継ぎ目消し作業時の割れ防止のため、キットのランナーやプラ棒にてつっかえ棒を補強として内部に設置。これ意外と結構大事で後が楽。

 今回はこの辺で、ごきげんよう。

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