2023/04/07 製作記事~1/24 幻のへブミューラー・ビートル(グンゼ)~#06

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VW へブミューラー・2シーター・カブリオレ 製作記まとめ

 前回では、内外部の小物についてほぼ全てのパーツ製作が終了しましたので、今回からはボディー塗装の工程に入ります。では、製作の解説に入ります。

外装小物等の塗装仕上げ

 それでは早速・・・と、その前に、ヘッドライト等の外装小物の残り分の塗装仕上げです。実車での主な金属仕上げは、クロムメッキとアルミ素地ポリッシュ仕上げですので、クロムメッキの部分は、ガイヤのプレミアムミラークローム(GP-08)。アルミ素地ポリッシュ仕上げの部分は、Mr.カラーのスーパーシルバー(No.159)+スーパークリアーⅢUVカット(GX112)にて仕上げ塗装としています。

 ヘッドライト本体は、クロムメッキの塗装です。内部は、解りにくいですが、実験的にミラーフィニッシュ(ハセガワ・トライツール)を貼ってみました。小さな凹曲面にどれだけ馴染むことができるのか・・・、結構大変でしたが、なんとかやり切りました。でも、このサイズぐらいが限界ですね。

 各部ミラー・ブームはクロムメッキの塗装ですが、ミラー部分は、プラ板0.13mm厚を下地にミラーフィニッシュ(ハセガワ・トライツール)を貼って別パーツとして接着しています。サンバイザーは、ガイヤのブラック(Ex-02)を塗って、光沢ある不透明なアクリル板?風を表現してみました。

 ワイパーは、アルミ素地ポリッシュ仕上げの塗装。アンテナは、クロムメッキの塗装としています。

 バンパー、もちろんクロムメッキの塗装としています。この部分、良く目立つので、下地を念入りに行うべく、ガイヤのエナメルブラックを吹いています。今回は実験的にガイヤの速乾性エナメル系溶剤にて希釈して使用してみました。結果、タミヤ等の一般的なエナメル系塗料と違い、ラッカー系並みの乾燥スピードでした。が、エナメル系塗料の特徴である肉厚感がやや失われた様に感じました。

 各ウインドゥの仕上げです。フロントガラスは、枠シールゴムを塗装にて行い、アルミトリム部は、洋白線0.6mmΦを曲げ加工し、接合端部をハンダ止めし、その上にジュラルミンフィニッシュ(ハセガワ・トライツール)の細切りを貼って巻いています。サイドガラスは、マスキングした後、クロム・フレームの下地にサフェーサーを吹いてから、ガイヤのブラック(Ex-02)→ガイヤのプレミアムミラークローム(GP-08)にて仕上げています。

 ナンバープレートには、自作デカールを貼って仕上げています。まだ、少し手を加えるかもしれませんが、これでほぼ全ての小物パーツの塗装仕上げが終了しました。

ボディ塗装と最終仕上げ

 ボディ塗装に入ります。まず、サフ吹きにて全体の下地を整えて、フェンダーカバーと本体との間のシーリング・ゴム部分にMr.カラーのタイヤブラックを吹きます。

 そして、フェンダーカバーと本体との間のシーリング・ゴム部分に細切りマスキングテープをマスクした後、ボディ・サイドにフィニシャーズカラーのアイボリー・ホワイトを吹きますます。もうお分かりかと思いますが、ヴィンテージ・ビートル特有の2トーン・カラーに塗分けます。

 ボディ・サイドをマスキングテープでマスクします。

 更に、ボディ・カラーのライトブルーをMr.カラーのRLM78ライトブルーにて吹きます。因みにこの色は、WWⅡ期のドイツ空軍の制式迷彩色です。

 マスキングテープを除去し、各部の補正を終えた状態です。次回からはクリアー・コートと研ぎ出し工程に入ります。尚、クリアーコートの乾燥期間を約1週間取ります。

 で、一週間経ちましたので、ボディ塗装の研出しと最終仕上げを行います。参考までに下写真は、クリアーコート完了時のモノ。

クリアーコート完了時

 そして下写真は、乾燥期間を一週間経たモノ・・・。何となく塗膜が引き締まった感じ?がしますね。

乾燥期間一週間後

 作業再開です・・・、ボディ塗装の研出しの前に、先ずドアパネル等の内装塗分けを行います。

 それから、漸くボディ塗装の研出しですが、下写真では作業完了しています。因みに作業内容は、カーモデラーさん達の定番?手法で、Mr.ラプロス(ミスターホビー)を使用し、#4000→#6000→#8000の順に番手を替えて研ぎ出し、最後にセラミックコンパウンド(ハセガワ)にて磨き出して、仕上げています。ポイントは、塗装時に出来たユズ肌が完全に消えるまで塗膜を磨くことです。

ボディ塗装の研出し完了

 続いてボディの各部、モール等の塗装を行います。因みにボディのリブモール(アルミ製・ポリッシュ処理)とVWロゴ(アルミ鋳物製)は、Mr.カラーのスーパーファインシルバー2(SM201)、及びホーンリング(クローム・メッキ?)は、ガイアのプレミアムミラークローム(GP-08)を吹き、ボディ・サイドのステップ・モール(アルミ製・ポリッシュ処理)は、ジュラルミン・フィニッシュ(ハセガワ)を貼っています。

 あと、事後説明になってしまいましたが、シャシーとボディとは、取外しが出来るように前後2か所(計4か所)を極小ビス(メガネ用?)にて固定しています。

 そして、注意力+集中力を120%のフルゲージで、今までコツコツと製作してきた各部の小物類の取付けを行います。でも、トラブル&アクシデントは毎度?の様に発生していますので、リカバリーに次ぐリカバリーにて、めげずに推進!その甲斐もあって、漸く作業終了・・・、完成です。飛行機製作と違って慣れぬ作業もあって、当初の想定より大幅に時間が掛かってしまいました。

 次回の製作日誌は、もうありません・・・お終いです。それでは、完成写真をご覧下さい。

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