川崎 三式戦闘機「飛燕」Ⅰ型丙 製作記まとめ(主に工作編)
前回の操縦室廻りの塗装仕上げが完了しましたので、機体胴体への組込み工程の解説です。
操縦室内廻りの組立てと仕上げ
先ず操縦室の両内壁パーツを機体胴体側に接着しますが、組み込む操縦室の床パーツとピッタリと接合できる様に、事前に位置出し確認を行っておきます。
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操縦室パーツを機体胴体に組込み、左右の機体胴体パーツを接着しました。
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操縦室パーツの底面には、主翼パーツと機体胴体パーツ側のフィレット部分との隙間を無くすスペーサー、機体側面へのリベット打ちへの補強、更に操縦室の床パーツの脱落防止とを兼ねたランナー補強を入れています。あと、機首下面と胴体下面パーツとの接続補強のために、プラ板を入れています。
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あと、機首上部のパネルは、まだ未接着としています。これは、機銃銃身へのマスキング作業を簡易にするためで、機体塗装が完了後、機銃銃身を通してスライドさせてはめ込む、後嵌め式にしています。
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そして、各パーツを取り付けた操縦室廻りのアップです。実機に合わせて第二風防を受けるレールを台形断面で薄く再現したので、非常解放レバーが壁面から突出しないで、きちんと納まりました。
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主翼の組立てと取付け
続いて主翼の組立てです。キットの主翼パーツの構成は、機体下面部分に接続パーツを介して両主翼を取付けるもので、接続パーツは主翼の上反角の骨部材を兼ねています。
今回は、主翼各パーツ間の接続面での段差が生じない様にするために、キットのインスト通りに組立てないで、まず、両主翼下面パーツと機体胴体下面パーツとを接続パーツに接着し、両主翼下面パーツと機体胴体下面パーツの面がピッタリになる様に調整してから、それぞれを流し込みタイプの接着で接着します。
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両主翼下面パーツと機体胴体下面パーツの接着時間を置いて、先の工程で組み立てた機体胴体へ接着します。
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主翼内部の補強
ここで、主翼内部の補強を行います。キット主翼パーツはモナカ構造の中空なので、リベット打ちで力が掛かると、各部パーツ間の接合部分で割れが発生する場合があります。この場合、継ぎ目処理の整形後なので、再処理をすると折角打ったリベットも消えてしまいますのでモチベ激減ですね。では、その対策です。私が常用している補強方法は至って簡単で、エポキシパテ(以下、エポパテ)を細かくちぎって分散配置します。このエポパテが小柱となって主翼全面を支えますので、主翼上下面に密着する様にやや縦長状にしておきます。あと、硬化後に何かの拍子にエポパテが外れて主翼内で転げ回らない様に各主翼パーツの裏面にカッター刃を入れて引っ掛かり易くしたり、打ち出しピン跡の上に配置する等して、外れにくくなる様に配慮します。
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エポパテが硬化する前に主翼上面パーツを被せて主翼断面を整えます。ある程度整えたら、各パーツ間を流し込みタイプの接着剤で接着して行きます。
尚、主翼断面を整える際は、主翼断面を潰さない様(元に戻らなくなるので)に注意する必要があります。
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最後におまけで、風防内後部にある横転保護柱骨内に設置されている高圧作動油タンクへの配管を銅線で再現し、仮組み確認を行いました。
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今回はこの辺で、ごきげんよう。
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